同市内などでの会合で岡田氏は公開基準について、「外に出ていないものは30年たてば原則出す」と述べた。公開の是非の判断について「官僚だけに任せずに第三者を入れ、国益に最もかかわる判断は大臣、副大臣が行う」と強調した。外務省の内規も「作成から30年経過した記録は原則公開する」とされるが、官僚の裁量で非公開となる例が多かったことを踏まえた。
公開の意義について岡田氏は、沖縄返還を巡って69年に佐藤栄作首相とニクソン米大統領(いずれも当時)が結んだとされる沖縄への有事の際の核持ち込みを認める密約を例に挙げ、「30年後に表に出るならば、説明できないことはできなくなる」と指摘した。【野口武則】
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